アーツ×アーツ

本好きでマンガ好きのジョン・スミスが書く、名著礼賛ブログです。



※この論文はハーバード・ビジネス・レビューから購入できます。
マネジャーとリーダー:その似て非なる役割

どうも!


これは、

「リーダーとマネージャーの違いは?」

との問いへの回答を目的とした論文です。



簡単そうで答えられないこの質問。皆さん分かりますか?俺はわかりませんでした。なんなら今もズバリと決まる答えはわかりません。



この論文は1977年(めっちゃ昔。びっくり!)にマッキンゼー賞を受賞しており、書いたのは組織論の巨人、アブラハム・ザレズニックです。


この記事を書いている俺は職歴なしの大学生ですが、組織論の講義でこの論文を扱い、「なにこれスゲー!社会に出る前に出会えてよかった!」となりました。社会人や実際に肩書のある方が読むとまた別の印象をお持ちになるのかな。



リーダーとマネージャーは「リーダーシップを発揮する」という点で共通。
しかし本質は全くの別物で、それぞれ求められる能力に違いがあり、向き・不向きがあるとザレズニック先生は言います。

両者の違いを簡単に(本当はもっといろいろ書いてあります。)まとめるとこんな感じ。


リーダー
【目標】実現しようと個人的に強い思いを持ち、積極的な態度をとる
【資質】天賦の才、カリスマ
【仕事】新しい方法論を導入する
【人間関係】感情移入しがち
【人格】自分は周囲から孤立していると考える
【適正】自身を認めてくれる師と出会った経験がある

マネージャー
【目標】どちらかと言えば消極的な態度をとる
【資質】忍耐、不屈の精神、勤勉、知性、分析力、寛容、善意
【仕事】周囲との調整、バランスを重視
【人間関係】仕事だけに割り切りがち
【人格】日々の生活に順応できる
【適正】いろいろな人から適度に愛された経験がある


リーダーとマネージャー、全然違います。というか真逆ですね。


学生の人は、バイト先の店長や部活の顧問が無能だと思ったらこの論文を思い出して、彼らがマネージャーとして上記の資質を備えているか確認してみよう。備えていなければそいつはそこまで大したことない人なのだと見限って、離職するなり環境を変えるなりしてみてはどうだろう。


逆にマネージャーとして一定の立場をお持ちの方は、自身が経験で培ってきたマネジメント論を見直す意味でも、ザレズニック先生の論文を手に取ってみると良いかもしれません。これ見よがしに部下の前で読んでみたら、部下から「私の上司はザレズニック読んでいる」と再評価されたりなんかして。


ではまた!


この男には不可思議な魅力があった。人間の純粋性と不純性を兼ね合わせていて、つまり、その相対性の中で彷徨を繰り返していた男である。
ー『真剣師 小池重明』


どうも!


真剣師。
賭け将棋、賭け麻雀といったテーブルゲームの賭博によって生計を立てている者のこと(Wikipediaより)。


本書は昭和の時代を駆け抜けた、史上最強の真剣師、小池重明の生涯を描いております。


就いた職業は無数、人妻との駆け落ちは三回。寸借詐欺騒動を起こし、新聞沙汰にもなった。逃亡と放浪を繰り返したが、将棋だけには破格の才能を持っていた男・小池重明。プロ棋士を次々となぎ倒し、”新宿の殺し屋”と呼ばれた伝説の将棋ギャンブラーが、闇の世界で繰り広げた戦いと破滅の軌跡を描く傑作長編。(引用:Amazon)

彼の生業は賭け将棋。同じ真剣師を相手取り、勝利したら金を頂く。もちろん負けたら払わなければならないのですが、小池はアマチュアに負けることなどほとんどあり得ない実力で、アマチュア最強を決めるアマ名人戦で優勝。アマ最強の座をその手に掴みます。


ここまで来たら血気盛んなプロ達も、アマチュアにでかい顔をさせまいと小池を潰しにかかるのですが、並のプロでは手も足も出ない。小池は、将棋に関しては一種の特別な才覚を持っていた鬼才でした。
理詰めの競技である将棋において、理論を無視した底の見えない将棋。不合理で意味不明な手を指しながらも最後は勝利をもぎ取る、分析不可能な将棋を指す男でした。
大山康晴先生、加藤一二三先生といった昭和の大名人たちと比べても遜色ない実力者。


ただし将棋の才能に反比例するようにおよそ常識や思想は欠如しており、人格は破綻してます。
平成生まれの私には、混乱の昭和時代を反映するような、猥雑さと純粋性を兼ね備えた人なのだなあと映ります。
ただし人格は破綻していても、人間的魅力は抜群で、子供のように純粋な一面と、勝負師としての剛腕を兼ね備えた小池は、人を引き付けるある種のカリスマ性を備えております。女と駆け落ちすること数回、その度に「俺は真剣師をやめて、まっとうな仕事をするんだ!」と言って頑張る男です。まあ、全然うまくいかないんですけど…。


大きすぎる才能に潰され、破滅へと向かってしまった天才。
小池が表舞台に立つことが出来たなら、一体将棋の歴史はどうなったのか。


天才に対する狂おしいほどの憧れを抱く人なら、きっと小池を好きになると思うのです。


ではまた!




Stay hungly, Stay foolish.
渇望せよ。愚かであれ。



どうも!


スティーブ・ジョブズ。
2017年現在、若者にとっては、もう歴史の中の人物でしょうか?


特異な人間性、独特の感性、常軌を逸した行動は有名。そして何より、世界を変えた天才。
シリコンバレーの創業者達にとっては、死してなおカリスマで、ロールモデル的人物です。


ジョブズのプレゼンやスピーチは、人の心の奥底を揺らす、技術と熱意が込められたものです。


中でも最も有名なのが、これから世界を背負って立つ若者へ向けたこのスピーチ。
僕自身、何回観たかわかりません。


僕は三年間、浪人時代を過ごしました。引きこもって本ばかり読み、ネットサーフィンして、映画を見て、寝るだけの毎日。自分は間違っているのではないかと、何度も思いました。(振り返ると、正しかったことも、間違っていたことも、たくさんあります。[笑])
そんな中、このスピーチに出会い、励まされ、なんとか少しずつ這い上がってきました。


記事トップのYouTubeの映像は、英語字幕と日本語字幕の両方が載っているものを選んでいます。
なので英語がわからなくても、内容はわかります。大丈夫。


僕がそうであったように、このスピーチが誰かの心に何かを与えると信じて、紹介します。


ではまた!

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